ウクレレ選びの基本
「ウクレレを始めたいけど、種類が多すぎてよくわからない!」と、お客様からよくお問い合わせを頂きます。1本目のウクレレ選びはとても重要です。おもちゃのようなウクレレは音程が取れず、チューニングもできないので楽器としてはNG!ウクレレ選びの基本となるポイントと、種類についてご紹介いたします!
名称とチェックポイント
弦を巻くペグが装着されている部分
弦を巻く器具のことを指し、糸巻きなどとも言います。つまみ部分を回すことで、音を合わせる(チューニング)ことができます。ペグの種類については、ペグの種類に記載しています。
弦を支えるパーツで、弦の太さや弦高によって調整が必要な箇所となり、弾きやすさに影響します。
- ネックの重さやバランス感、握りやすさはもちろん、反っていないか、曲がっていないかも要確認!
- 演奏をする上で、フレットの処理はとても重要。指板からフレットが浮いていないかどうか、指板に対してまっすぐ打ち込まれているかどうか、側面から飛び出していないかを確認しましょう。
- 実際に弦を押さえてみましょう。弦高が高いものは、押さえる力が必要になり弾きづらさを感じる場合があります。低すぎると詰まったような音が出やすくなります。ウクレレは個体差があるので、しっかり検品を行い弦高が適整されているものが安心です。
ボディとヘッドをつなぎ、楽器を支える部分。
弦の振動を伝えたり、音程を変えたり、演奏性に関わる大切な役割を担っています。
音程を決めるために打ち込まれている金属の棒。
ネックの表面側、フレットが打ち込まれている部分。
フレットの位置をわかりやすくするためにつけられたしるし。ウクレレによっては、ネックの側面につけられているものもあります。(サイドポジションマーク)
- ネックの重さやバランス感、握りやすさはもちろん、反っていないか、曲がっていないかも要確認!
- 演奏をする上で、フレットの処理はとても重要。指板からフレットが浮いていないかどうか、指板に対してまっすぐ打ち込まれているかどうか、側面から飛び出していないかを確認しましょう。
- 実際に弦を押さえてみましょう。弦高が高いものは、押さえる力が必要になり弾きづらさを感じる場合があります。低すぎると詰まったような音が出やすくなります。ウクレレは個体差があるので、しっかり検品を行い弦高が適整されているものが安心です。
ひょうたん、パイナップル、カッタウェイ等の形の違いや材の種類、構造によって音色が変わります。中央の穴(サウンドホール)から音が響きます。
画像左から4弦、3弦、2弦、1弦となります。弦の素材によっても音色や演奏性が変わります。最近ではフロロカーボン素材のものが初期搭載弦として主流になっています。
弦の響きをボディに伝えるパーツで、こちらも弦高や音の響きに影響する部分です。
- 安価すぎるウクレレは、各パーツのつくりが雑な部分も見受けられます。初心者の方でも、1万円以上を基準にお選びいただくことをお勧めします。
ペグの種類
近年で最も一般的なタイプ。「1:14」のギア比で細細かな調整もスムーズにでき、初心者の方でもストレスなくチューニングが可能。
「1:4」のギア比で、旧来のウクレレのルックスと操作性を両立させたペグ。ギアが内蔵されており、見た目もスマート。
最もシンプルな構造で、かつては一般的に使用されていたペグタイプ。軽量で価格も抑えられる一方、調整が難しく、使用環境に影響されやすい特性があります。
サイズ選び
①ベビーサイズ(全長約48cm)
| サイズ感 | ソプラノサイズよりボディもネックも小さい。お子さまや持ち運び用としておすすめ |
|---|---|
| 音色 | 控えめな音量で可愛らしい音色。 |
②ソプラノサイズ(全長約54cm)
| サイズ感 | ウクレレの基準となるサイズ。初心者の方でも扱いやすい大きさです。 |
|---|---|
| 音色 | コロコロとした軽やかな音色で、耳馴染みのある「ウクレレの音」はこのサイズ! |
③ソプラノ/ロングネックサイズ(全長約58cm)
| サイズ感 | ソプラノのボディにコンサートのネックがジョイントしたタイプ |
|---|---|
| 音色 | フレットの間隔が広がるので、演奏性が高くなります。ソプラノより張りのある音になり、演奏性が高くなります。 |
④コンサートサイズ(全長約61cm)
| サイズ感 | ソプラノよりもボディとフレット幅が大きくなるので、ホールド感等が変わります。 |
|---|---|
| 音色 | 音量や深みが増し、低音が効いた音色に。 |
⑤テナーサイズ(全長約67cm)
| サイズ感 | さらにボディが大きくなりフレット幅も長くなります。ギター経験者でも扱いやすいサイズです。 |
|---|---|
| 音色 | さらに音量や深みが増し、低音が効いた音色に。ピッチの安定感も増します。テクニカルな演奏に向いています。 |
⑥バリトンサイズ(全長約78cm)
| サイズ感 | 一般的なウクレレと比べサイズが非常に大きく、チューニングや弦が変わる為、演奏性が異なります。 低音域を基本とした楽器となりますので、アンサンブルなどで使用したりします。 |
|---|---|
| 音色 | ギターのような豊かなサウンドをお楽しみいただけます。 |
材選び
マホガニーやハワイアンコアが主流のウクレレですが、現在では様々な材を使用したモデルが登場しています。サイズや弦、内部のつくりによって音色が変わるのはもちろんですが、材が持つ音質や杢目にはそれぞれ特徴があります。
ハワイで昔から「神が宿る樹」と言われています。 薄褐色から赤褐色で光沢があり、不規則な縞やカーリーと言われる杢目があるのは、より希少価値が高く、味わい深い外観を持ちます。
明るさと温かさを兼ね備えた音色で、一音一音がしっかりと響きます。
⽿馴染染みのある「ウクレレの⾳⾊」はハワイアンコアであることが多いです。
主な産地は中南米、アフリカ、東南アジアで、赤褐色で絹密な杢目のものが多いのが特徴。甘くやわらかな音色で、音が広がっていくような印象を与える材です。中でも、アフリカンマホガニーは比較的コスパが良いものが多く、稀少なホンジュラスマホガニーはより良質な響きを持ち、高級なウクレレに使用されています。
淡黄色、薄茶色で杢目の個性が強く、カーリーが出るようなマンゴー材は大変貴重です。ハワイアンコアよりも柔らかさがあり、角が取れた丸みのある音色です。
色は白っぽく、杢目が出やすい材。硬い材の部類なので⾳の反響も⼤きいです。包み込むような響きのハワイアンコアやマホガニーとは異なり、芯のある音色が特徴です。エレキギターにもよく使用されています。
マツ科の針葉樹で、粒立ちが良い音と言われています。
材自体が柔らかい部類に入るので、全体的によく振動するという点から、楽器ではトップに使用され、他の材と組み合わせて作られていることが多い材です。
なめらかで色白の木肌ですが、時の流れとともに濃い飴色に色づく、その移り変わりも好まれている材です。
明るさのある音色でレスポンスが良いのが特徴です。
合板と単板
ウクレレはボディトップ(サウンドホールがある面)とサイド・バック(ボディ側面、トップ裏面)に分かれて木材を組み合わせています。
複数の板を重ねているウクレレを「合板」、重ねずに1枚の板で作られたウクレレを「単板」と言います。
①合板
単板と比べると木材の強度がくなり、耐久性に優れています。また、単板に比べるとお手頃価格が多いのも特徴です。一方、互い違いに貼り合わせていることもあり、ものによっては弦の振動が伝わりにくかったり、鳴りが弱くなるものもあります。お求めやすい価格帯の合板ですが、そういった点は注意してお選びください。
※Famousはすべて合板ですが、強度と薄さにこだわった3層構造(トリプルレイヤー)を採用しています。接着には、自然素材のにかわを使っているため、単板に負けない鳴りと強度を兼ね備えています。
②単板
弦の振動が伝わりやすく、合板と比べるとボディの響き(音色やボリューム)とサスティーン(音の伸び)に違いが出ます。弾けば弾くほど振動性が高まり、季節よる環境の変化や湿度に順応していくことで、音が育っていく感覚を味わうことができます。その反面、割れなどが起こりやすいため保管等には注意が必要です。良いものを長く使っていきたいとお考えの方は、1本目から単板モデルをお選びいただくのもおすすめです。
※オール単板(トップ、サイド、バックすべて単板)やトップのみ単板など、単板モデルの中でも種類があります。
ウクレレ以外に必要なアイテム
持ち運びだけではなく、保管用としてもケースは必要です。軽量でシンプルなタイプから、クッション性の高いタイプ、衝撃からウクレレを守るハードケース等種類がたくさんあるので、用途に応じてお選びください。
購入したては特に、音が不安定になるため、こまめなチューニングが必要です。アプリ等でもチューニングできますが、周囲の音を拾わず手軽に操作できるクリップタイプのウクレレ専用チューナーがおすすめ。
「結局なにを買えばいいの?」という方には、初心者セットがおすすめです。人気商品のウクレレに、シンプルなケース、専用チューナー、教則本がついているので、すぐに練習を始めることができます。
ウクレレは木で作られているので、日々のメンテナンスが大切です。 汚れをふき取るクロス、乾燥を防ぐオイル等があると安心です。
ウクレレを演奏する際に、ボディが下がらないように補助してくれるのがストラップ。 種類が豊富にあるのでお好みのものをお選びください。